発酵食品を取り入れたレストランのコンセプトはシンガポールでは新しいが、シェフ・ペトリーなは幼少時代から発酵食品に親しんでいた。 幼い頃、ウェットマーケットで、食材の選び方、調理方法を教えてくれ、「食」への興味をもたせてくれた義父は身体の弱かったシェフに発酵食品の摂取を勧めてくれた。 ペトリーナ氏はバンカーとして仕事で世界中を飛び回った後、29歳でCalifornia Culinary Academyに料理を学びに渡米。その後、ミシュラン星付きレストランSpruce、Atelier Corn等で修業の後、2013年にシンガポール、リトルインディアに自身のレストランMorselを開業。2017年、レストランはデンプシーに移転。

メインにも更にシェフの技とアイディアが光るお料理が続く。
シンガポールで人気のソルティッド・エッグ・ヨークソースがアクセントになっている、蛸のお料理。優しい味は女性好み。

ターメリックとオレンジでマリネされたポークリブ。 東南アジアでおつまみとして食べられる甘辛味のアチャと組み合わが斬新。

思わず歓声の声をあげてしまう、ビジュアルにインパクトある炙りサーモン。四川風ピリ辛ソースとキムチがサーモンと良く合います。 青いメレンゲはバタフライピーで色付けしたもの。

鳥山牧場からの赤城和牛、火の入り具合が丁度良く、噛むと和牛のうまみが口いっぱいに広がる極上な一品。

味噌が隠し味のティラミスならぬ、ティラミソ。 奥深い味ティラミソは、デザートの中でも人気メニュー。

ガランガル(タイ生姜)ベースのパンナコッタ。 杏のコチジャンソースとブランバターシュガーグラノーラとの組み合わせが絶妙。

バナナとパースニップ(人参と同じセリ科の野菜)のケーキ。 ここでもガランガルがホワイトチョコソースと混ぜられ登場。 味わい深い一品。

どのお料理も実に丁寧に作られていて、一皿一皿何が次に出てくるのが楽しみなるレストランです。発酵食品を無理なく、上手に食材の一つとして取り入れたモダン発酵食品料理は、シンガポールで、そしてシェフだからこと創り出される味。 多くの人に、このわくわくする美味しさを味わってほしい! 馴染みのない食材も使用されているので、是非このブログをガイドブックにご活用下さい!
〈レストラン情報〉
Morsels
住所 25 Dempsey Road, #01-04, 249670
Tel: 6266-3822
WEB:http://www.morsels.com.sg/
営業時間:
ブランチ:日曜日 11:00-15:00
ランチ火曜日~土曜日 12:00-15:00
ディナー火曜日~土曜日 18:00-22:00(金、土曜日は22:30まで)