渡星前に知っておきたいシンガポールの「新型コロナウイルスに関する情報」

弊社では日本からのアテンド業務、イベント依頼も多く引き受け、日本からの来星予定のクライエント様方より新型コロナウィルス最新情報質問を受けるので、役立つシンガポールの政府公式(除英国政府サイト)情報ソースと実際の現状生活をお伝えします。

 

ー情報ソースー

新型ウィルスですが、シンガポールでは「COVID-19(Coronavirus Disease 2019)」と名称統一されました。

現地のメディアでの表記もこちらになります。

 

【最新情報取得方法】

①COVID-19の最新情報はシンガポール政府からのWhatsAppを通じて、随時、情報をえ得ることができます。(現在1日2回程) こちらを登録していただき、最新情報確認いただくのが、一番早く・確実かと思います。

登録:https://www.form.gov.sg/#!/5e33fa3709f80b00113b6891

 

〈例:2020年2月20日(木)午後12時までの最新情報配信内容〉

新たな感染者:1人

本日現在の感染者総数は85人

退院者:3人

(上記85人の内訳)

総退院者:37人

入院患者数:48人

おおよその患者の状態は落ち着いているが、内4名は集中治療室で治療中。

 

②更なる詳細情報はMOH(シンガポール健康省)のホームページから

確認できます。https://www.moh.gov.sg/covid-19

ダッシュボードでのデータ:https://experience.arcgis.com/experience/7e30edc490a5441a874f9efe67bd8b89

 

 

【DORSCON Orangeとは?】現地ではDORSCON(Disease Outbreak Response System Condition) ORANGEとメディアでこの用語が頻繁に出ていますが、これは意訳すると国家全体の感染症に対しての警戒レベル。

 

マイルドな方から緑→黄色→オレンジ→赤となりますが、現在は警戒レベルは3のオレンジ。 2020年2月15日の時点ではシンガポール政府は赤になることはないとの見解を示しています。

(感染症によるある程度の死亡者が予想されるという事態になると、警戒レベルは赤に。そうなると、学校の休校、自宅からの勤務体制が求められるようです。 過去に赤が発動されたことはないですが、オレンジは過去1度だけSARS流行時に発動されました。)

詳細: https://www.gov.sg/article/what-do-the-different-dorscon-levels-mean

 

 

【イベントの運営に関してはどうすべきか?】

MTI(Ministry of Trade and Industry)の見解

ー大型のイベントについての中止、もしくは延期の勧め(大型とは1,000人以上を想定)

ー小規模のトレーニング・研修やタウンホールミーティング規模のイベントの実施は可能

ーイベント実施に関してはMOHからの発表の注意を守りイベントを実行すること

詳細:https://www.mti.gov.sg/-/media/MTI/Newsroom/COVID-19/v2/Advisory-for-businesses-on-largescale-events15-Feb.pdf

 

 

【対諸外国間での影響】

(シンガポールへの入国時の注意)

ー如何なる理由でも中国からの帰国者(シンガポール在住者)は帰国後、14日間の隔離措置(自宅待機)を義務付け。

ー中国滞在から14日間を過ぎてない旅行者のシンガポールへの入国禁止・トランジット禁止

https://www.stb.gov.sg/content/stb/en/home-pages/advisory-on-covid-19.html

 

(シンガポール滞在歴があると入国時にトラブルが想定される国・地域)

ーマレーシアのサラワク:シンガポールへの渡航履歴のある人は、14日間の隔離措置(自宅待機)を義務付け。

サラワク州:http://www.tourismmalaysia.or.jp/region/sarawak/index.html

ー英国:シンガポール(日本他アジアの数か国を含む)からの帰国時に風邪の症状が出る場合は軽度なものであっても14日間の自宅待機を推奨。 https://www.gov.uk/guidance/wuhan-novel-coronavirus-information-for-the-public

 

 

【デマについての明確な答え】https://www.gov.sg/article/covid-19-clarifications

 

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(シンガポールで日々仕事し、暮らしている者の日常から)

日常生活は当然進行しています。

ただ、ビジネスにおいてはリモートワークが可能な企業では社員を半数づつ、在宅勤務とオフィス勤務に分け、社員同士の接触を少なくしたり、不要の会議、外部とのミーティングはしない等の措置が執られています。 この為、日本からの出張であっても目的の企業訪問ができないことが予想されます。(渡星前に要確認。)

(例)来週渡星予定の日本からのクライエントと現地の企業とのミーティングはオンラインミーティングとなりました。

 

一般向けイベントは現状、キャンセルは規模が大きくない限りキャンセル勧告も出ていませんが、日本からのご依頼のイベントは2月20日現在において当面キャンセルとされるところが多いようです。

教育機関においては大小問わずイベントが中止になっています。 教育機関においてのイベント開催は現時点では、実行不可能です。

 

一時的に、現状に不安を抱える一般消費者がスーパー等で食品・日用品の買い占め騒動が起きましたが、現在は落ち着きを取り戻しています。ただ、マスク、携帯消毒液は大変手に入り辛いです。

 

昨日も昼中公共交通機関であるMRTに乗車しましたが、一両に50名ほどの乗客のうちマスク着用は5名の10%ほど。

これは、警戒が薄いのではなくマスクが手に入らないという理由も大きいかと思います。

 

また本日夜、外食に繁華街に行きましたが、店舗によっては込み合っていたりと、外出をすべての人が控えているわけではありません。 ただ、平常時より明らかに全体に人出は目に見えて少なくなっています。

2月14日の夜、Tanjon Pagar駅(シンガポールのビジネスエリア)の様子。 マスク姿の方もちらほら。 もちろん、日常生活は続いています。

 

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情報ソースのまとめと現在の生活の現状を書き留めました。ご参考になれば幸いです。

(2020年2月20日現在の情報をまとめたものですが、状況は刻一刻と変わります為、渡航前には各自でのリサーチをお勧めします。 記載情報・見解についての責任は投稿者も所属企業も負いません。 あくまでも参照としてご閲覧ください。)

 

TEXT and Photo By イベント・PR会社Alchemist Pte. Ltd. 代表 ケルニン青木康子

 

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